大腸内視鏡検査

☆ 要予約。一度診察を受けて頂き、検査日を決めます。
持続する腹痛、下痢、便秘や下血など、また健診で便潜血反応陽性の時に大腸内視鏡検査をします。
検査所要時間は、平均20分くらいです。

大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸（若年者の下痢、腹痛、下血）などは大腸のどの部位にも発生しうる腸疾患ですが、他にも大腸の部位別に発生しやすい疾患があります。

上行結腸

・憩室炎（右腹部痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状）
…憩室炎の60%以上は上行結腸に発生する

虫垂（盲腸）

・虫垂炎（みぞおちの痛み、発熱、吐き気、嘔吐、下痢、右下腹部痛などの症状）
…腹痛が移動することが多い
・虫垂がん（虫垂炎とほとんど同じ症状）
…初めは虫垂炎と診断されることが多く、手術して初めて診断される

下行結腸

・虚血性大腸炎（左腹部の突然激しい腹痛、下痢、下血などの症状）
…高齢者に多い

直腸・S状結腸

・大腸がん（便秘や下痢、腹痛、便潜血などの症状）
…大腸がんの70％がこの部位に発生している
・憩室炎（左下腹部痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状）
…S状結腸も憩室炎の好発部位

肛門

内痔核、外痔核（イボ痔）、脱肛、裂肛

大腸疾患には他にもいろいろあります。最近では過敏性腸症候群 IBS（腸に炎症が無いのに腹痛を伴う下痢や便秘、おなかのハリなどの症状）が多く見られます。おなかの不調がありましたらどうぞご相談下さい。